「旦那様…だめっ」
首筋に絡みつく熱い舌、耳元で聞こえる荒い息。
遊郭で働く少女はある夜、禁断の扉を開いてしまい…
——遊郭の主である旦那様は優しいけど謎多き人物。
とある理由から遊郭で奉公を始めた少女ひよりは、
旦那様の正体が『狐の化け物だ』という噂を聞くが半信半疑だった。
「夜になったら、決して俺の部屋には来てはいけないよ」
そんな忠告があったにも関わらず、
ある晩旦那様の部屋から聞こえる呻き声が気になったひよりは
襖を開けてしまう。
中から現れたのは苦しげな表情を浮かべた旦那様で、突然押し倒されたひよりは…